明智小五郎の下宿時代、大正編が続きます。
片思いをしていたおかみさんの死のショックから立ち直ろうともがく明智青年。なかなか抜け出すことができずに年月だけが過ぎていきます。そして待ち受けていたのは、関東大震災でした。
それでは、351話からのあらすじです。
351〜360話
旅から帰ってきた明智青年。友人のおはちゃんや先輩の中村さんと波越さんは喜びます。そして東京に出てきてからの明智青年を援助していた大旦那様(中村さんのお父さん)も、彼を温かく迎えるのでした。
361〜370話
明智青年もおはちゃんも定職につかず相変わらずフリーターのような日々。彼ら自身もなんとかしたいと思っているのですが…ある日、おはちゃんは明智青年を誘ってそばを食べに行こうと言います。ちょうど2人の23歳の年でした。そしてその日は1923年(大正12年)9月1日ー
371〜380話
そば屋を探す2人。そこへ突然大きな地震が起こります。関東大震災でした。2人は近くにいたケガ人を救助しますが、近くの医者は不在。明智青年は自分を援助してくれている大旦那様の屋敷に向かうことを決断します。
381〜390話
大旦那様はいち早く救護所(避難所、治療施設)を敷地内に設置します。しかしそこで明智青年やおはちゃんが聞いたのは、下町の大火災、朝鮮人襲撃のウワサでした。2人は大旦那様に状況を聞きに行きます。
391〜400話
朝鮮人襲撃はデマだと言い切る大旦那様。それを聞いた2人は皆に真相を伝えようとしますが、敷地内に留まるように言われます。一方、警察官の中村さんと波越さんは明智青年たちより大火災現場の近くにいました。ケガ人の救助、保護に力を尽くしますが、現場の混乱は想像を絶するものでした。
(374話2コマ目)
去年の10月ごろから関東大震災のことを描き始め、参考資料を読むのが辛かったのですが、今年の1月の能登地震には大きなショックを受けました。
1日も早い復興を祈っています。
被災された方々は、今この記事を書いている最中も渦中の中にあります。
私たちはできる限りの援助をし、心を寄せることが必要なのではないでしょうか。
私のマンガについて(このほどの能登半島地震を受けて)|らくぼろ
この記事のおわりに、1995年の阪神・淡路大震災を医師の立場から記録し、被災された方々の気持ちを綴った本「心の傷を癒やすということ」を紹介したいと思います。
↑私の書いた本の紹介記事です。
↑購入はこちらなどから
マンガ「明智小五郎がやってきた」ご案内(コラム) - 明智小五郎がやってきた